本当のノートの書き方|ノートを取り続けても何も残らなかった理由

「勉強しているのに、なぜか身につかない」

これは、私が学生時代から社会人になるまで、ずっと抱えてきた悩みです。
ノートは真面目に取っていました。
黒板を書き写し、本の重要そうなところをまとめる。
一見すると、きちんと勉強しているように見える状態です。

それでも、時間が経つとほとんど覚えていない。
仕事や日常で「使えている」と感じる知識も少ない。

ノートは増えているのに、何も残っていない。

そんな違和感をはっきり自覚したとき、
「そもそもノートの取り方が間違っているのではないか?」と思うようになりました。

そこで手に取ったのが、
メンタリストDaiGoさんの著書
『あなたの知識を驚くべき結果に変える 超戦略ノート術』です。

この本は、
「きれいにまとめるノート」や
「たくさん書くノート」を勧める本ではありません。

心理学や脳科学をベースに、
学びを本当に身につけるためのノートの考え方」
を教えてくれる一冊でした。

この記事では、
『あなたの知識を驚くべき結果に変える 超戦略ノート術』を読んで私自身が気づいたこと、
そして、これまでのノートの取り方がなぜ身についていなかったのかを、
実体験ベースで整理していきます。

・勉強しているのに成果を感じられない
・ノートを取っているのに活用できていない
・社会人になって学び直しをしている

そんな方の参考になれば嬉しいです。

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目次

ノートは取ってきた。でも、何も残っていませんでした

私はこれまで、学生時代から社会人になった今まで、ずっとノートを取ってきました。
授業中は黒板を写し、本を読めば大事そうなところをノートに書き写す。
「ちゃんと勉強している」という実感は、確かにありました。

しかし正直に言うと、
書いたノートが自分の人生や仕事に役立っている感覚はほとんどありませんでした。

ノートはどんどん増えていくのに、
覚えたはずのことはいつの間にか抜け落ちていく。

「この勉強、本当に意味があるのだろうか?」
そんな違和感を、ずっと抱えていました。

この本を読もうと思った理由

この本を手に取った理由は、
自分のノートの取り方が本当に正しいのか分からなくなっていたからです。

ノートは取っているけれど、
それが将来使える形で残っているのか、自信がありませんでした。

加えて、私は記憶力が良い方ではありません。
理解するのにも時間がかかり、情報を整理するのも得意ではありません。

やりたいことは多いのに、
時間だけでカバーするのが難しくなってきた。

だからこそ、
・効率的な勉強法とは何か
・短時間で理解する方法はあるのか

心理学をベースにした学習方法を学びたいと思い、
『あなたの知識を驚くべき結果に変える 超戦略ノート術』を読むことにしました。

読む前の私のノートと勉強の状態

振り返ってみると、
当時の私のノートはほとんど「書き写し」でした。

・黒板に書かれた内容をそのまま写す
・本に書いてあることをノートに移す
・ノートは「自分用の辞書」のような存在

一つひとつ見返さなければ意味が分からず、
決して使いやすいものではありませんでした。

資格を取得した経験はありますが、
ノートで覚えたという実感は正直ありません。

声に出して覚えたり、試験前に詰め込んだり。
極端に言えば、教科書だけでも同じ勉強ができたと思います。

書いたら終わり。
見返さない。
試験が終われば内容はほぼ忘れる。

「勉強しているのに、身についていない」
まさにそんな状態でした。

この本を読んで意外だったこと

最初に衝撃を受けたのは、
書き写すノートは、脳を使っていない
という指摘です。

当たり前だと思っていた
「ノートは書き写すもの」という前提が、
そもそも間違っていたのだと気づきました。

また、
・アクティブラーニング(能動的に考える学習)
・チャンク化(知識を塊としてつなげる)

といった考え方も、とても印象に残りました。

さらに、記憶についての話も腑に落ちました。

記憶に残るかどうかは、
「繰り返し」だけでなく「感情」が重要だという点です。

昔の出来事を覚えているのは、
その時の感情ごと記憶されているからなのだと理解できました。

そしてもう一つ意外だったのが、
ノートは完成させるものではなく、追記して育てていくものだという考え方です。

この本で学んだことは、実はこれだけ

正直に言うと、この本から得た学びは無数にあるわけではありません。
しかし、一番大切なことはとてもシンプルでした。

ノートは、正解を書くためのものではありません。
自分に必要なところだけを学び、
考え続けるための道具です。

・書き写さなくていい
・知っているところは飛ばしていい
・必要なところだけ学べばいい

この考え方は、ノート術だけでなく、
本の読み方や勉強の仕方そのものにも通じています。

すべてを完璧にやる必要はありません。
自分にとって必要な部分を考えながら学ぶこと。

それだけで、学習は一気に「身につくもの」になります。

この話が刺さる人へ

この考え方は、
・勉強しているのに成果を感じられない人
・ノートが増える一方で使えていない人
・記憶力に自信がない人
・社会人になって学び直しをしている人
こうした方に、特に届いてほしいと思っています。

学生の方であれば、
提出用のノートとは別に、自分のための学習ノートを作ってみてください。
理由は、提出用ノートは書き方が決められていることがほとんどだからです。
黒板の内容が書けているか…など。
なので、頭を使わない提出用ノートとは別に自分のための学習ノートを作ればいい。

社会人の方であれば、
これまでの勉強方法を一度見直してみるのも良いと思います。

※補足

この記事では、
『あなたの知識を驚くべき結果に変える 超戦略ノート術』の中から、
私自身が特に影響を受けた考え方の一部を取り上げました。

本書には、今回触れていない具体例や、
読み進める中でしか得られない気づきが多くあります。

さらにメンタリストDaigoさんが、
実践されたノートの取り方やおすすめノート術を
分かりやすく画像や図を用いて解説されています。

もしこの記事を読んで、
・自分のノートの取り方を見直したい
・勉強の仕方そのものを変えたい
・学びをもっと実生活に活かしたい
と感じたなら、 ぜひ一度、実際に本を手に取ってみてほしいです。

おわりに

『あなたの知識を驚くべき結果に変える 超戦略ノート術』は、
ノートの正解を教えてくれる本ではありませんでした。

むしろ、
自分自身の学び方を見直すきっかけをくれた一冊です。

ノートはただのメモではありません。
人生の中で何度も使い返せる、大切な資産になります。

もし今、
「勉強しているのに身につかない」と感じているなら、
ノートの取り方を一度見直してみてはいかがでしょうか。

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ジェリコ(投稿者)
大阪出身27歳(2025年現在)。
本業:SIer→ITコンサル。
やりたいことや夢が多すぎる人間。生活を改善してもっとよりよい生活を送るために日々勉強して発信中。
趣味&好きなこと:ゲーム、バイク、HIPHOP、カメラ、旅行、Youtube。
物事を習慣化するのが苦手なので情報発信は向いていないけど自分を変えるために頑張って続けていきます。
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