社会人になって2年目から4年目の約2年間で4つの資格を取得した時に取っていたノートの書き方を記事にしました。資格勉強をする際の参考していただけると幸いです。
私が取得できた資格について
まず私が取得できた資格についてお話します。簡単な資格だったら「それなら別にノートを取らなくてもいいじゃないか!?」となってしまうと思いますので、以下で簡単に私が約2年間で取得した説明します。
G検定(JDLA Deep Learning for GENERAL)
JDLA(一般社団法人日本ディープラーニング協会)が実施しているAI・ディープラーニングの活用リテラシー取得のための検定試験(民間の試験)がG検定です。
ディープラーニングの基礎知識があるか、事業活用する能力や知識があるか、適切な活用方針を決定できるかを検定する試験です。
必要な勉強時間として30~40時間程度と言われることが多いです。
詳細については、以下の一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)の公式HPをご確認ください。
E資格(JDLA Deep Learning for ENGINEER)
JDLA(一般社団法人日本ディープラーニング協会)が実施しているエンジニアの資格試験(民間の試験)です。
ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を持っているかを認定する試験がE資格です。私が勉強をしたときは、国内の人工知能の資格試験としては最高難易度・認知度の試験と言われていました(今は分かりません…)。
必要な勉強時間として100~200時間程度と言われることが多いです。
またE資格を受験するには「E資格認定プログラム事業者」の講義を受け、卒業試験をクリアし、2年以内にE資格を取得しないといけません。分かりやすく言うと車の免許取得のようなシステムで、事前に認められた講義をクリアして一定期間内に試験を合格しないと、また講義を受けるところからやり直しという仕組みになっています。
詳細については、以下の一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)の公式HPをご確認ください。
Google Cloud Associate Cloud Engineer (旧:Google Cloud Platform Associate Cloud Engineer)
Google Cloud(Google Cloud Platform)に関する知識やスキルを問うGoogle公式の認定試験(民間の試験)です。
Google Cloud Associate Cloud Engineer(以下、ACE)はGoogle Cloudの認定資格の一つで、Google Cloudの中級レベルの資格です。
Google Cloudの一般的な知識や各サービスの特徴など幅広く浅く出題される試験です。勉強時間として30~60時間程度必要ではないかと思います。(仕事でGoogle Cloud を使用している、使用していないで前提の持ち合わせている知識がまちまちになるので、必要な勉強時間についてはふわっとした表現にしました。)
詳細については、以下のGoogle Cloud の公式HPをご確認ください。
Google Cloud Professional Data Engineer (旧:Google Cloud Platform Professional Data Engineer)
Google Cloud(Google Cloud Platform)に関する知識やスキルを問うGoogle公式の認定試験(民間の試験)です。
Google Cloud Professional Data Engineer(以下、PDE)はGoogle Cloudの認定資格の一つで、公式ドキュメントでは当該業務経験3年以上の方の受験が推奨されているので、難易度は高めと言われています。
Google Cloudのデータ関連サービスの設計、構築、運用、セキュリティ管理に関する深い知識とスキルを認証する資格です。勉強時間としては100時間~200時間ほどだと思われます。(仕事でGoogle Cloud を使用している、使用していないで前提の持ち合わせている知識がまちまちになるので、必要な勉強時間についてはふわっとした表現にしました。)
詳細については、以下のGoogle Cloud の公式HPをご確認ください。
ノートのサイズと書き方
資格の勉強をするときに使用としたノートのサイズと書き方は以下の通りです。
ノートのサイズはB5(or A4)
ノートサイズは基本的にB5 or A4を使っていました。
基本的な大学ノートのサイズがB5なのでどこでも手に入りやすいのがおすすめです。デスクが大きくて広々と広げることができるのであればA4でも問題ありません。
ノートの中身に関しては、白紙でも横線でもなんでも大丈夫です。自分が使いたいものを使えばいいと思います。
あくまでも「記録するためというよりかは記憶するためにノートを書く」ということを忘れないでください。
またノートのページ数はそこまで多くないものを選んでいました。理由としては適度にノートが切り替わることで自分自身のモチベーションにつながるためです。1冊分書いた!2冊目に突入した!という感じで勉強の中にモチベーションを上げる要素を設けておくのがおすすめです。
ノートの書き方
ノートの書き方は勉強する資格の特徴にもよって変わってしまいますが、考えることよりも記憶することがメインなのであれば必要な情報を理解しながら書いていました。
ページ上部にタイトル、言葉、この場の意味、説明の図や式、という流れで書いてます。この時大切なのは、わからない言葉をわからないまま書いておかないということ(自分専用の説明書のように書くこと)です。
例えば、教科書でも問題集でも答えの冊子でもなんでもいいですが、省略された言葉がそのまま記載されていることがあります。その言葉を細かく説明するように記載することで記憶しやすくなります。
仮に、機械学習で出てくる「LSTM」という言葉を覚える際、あえてなんの言葉の略なのかを調べます。LSTMは「Long Short-Term Memory」の略と出てきます。Long Short-Term Memoryの日本語訳を調べると「長・短期記憶」と出てきます。これをノートに書いておくだけで機械学習出てくるLSTMという言葉が長・短期記憶に関係する言葉であるということがわかります。さらに英語単語の勉強にもなりますね。
ノートを書く上で大切なこと
記録ではなく記憶のために書く
学校ではノートは記録のために書くことが多いです。先生にノートを書けと言われて、書いたノートは提出物になり授業をちゃんと受けたという記録を残すのが目的になります。
資格勉強の際はこのノートの書き方では意味がありません。覚えたことを出す試験はあっても書いたノートを出す場所はありません。
なので学校で授業を受けていた時に取っていたように記録をするために書くのではなく、覚えるため、記憶するためにノートを書きましょう。
綺麗に書こうとしない
前述した内容に被りますが、資格試験の際に書いたノートは自分以外の誰も見ることがありません。誰かに見せることがないので自分さえ読むことができ、理解することができればなんの問題もありません。
さらに記憶するためにノートを書くのが目的なのでノートを書くのが目的ではありません。ここで大切なのがノートを綺麗に書くことに時間をかけすぎないようにすることが大切です。
ノートをはあくまでも手段であって目的ではありません。ノートを書くことが好きなのであれば問題はありません。私はノートを書くことが好きではないのでできるだけノートのいいとこどりをしたいと考えています。
ノートは自分が分かるようにささっと書いて覚えることに一番時間を使うのがおすすめです。
ノートに向き合う時間は書く時間よりも読む時間を多くする
ノートは記憶するために書きます。(大切なことなんで何度でも書きます。)
ノートを書いて覚えるのではなく、書いた内容を何度も復習して記憶に定着させていきます。なので私の場合はノートを書く時間よりもノートを読んでいる時間の方が長かったです。
何度も繰り返して覚えていくことでノートに書いたことで覚えていないところが浮き彫りになります。そしたら覚えていないところをまとめたノートを作って、また覚える。これを繰り返していくことで記憶力に定着させていきます。
ノートは復習をしましょう!
自分に合う方法を探し続けよう
世の中に色んなノート術に関する書籍やブログやサイトがありますが、一番大切なのは自分にある方法を探し続けることです。不正解はあっても正解はない、自分に合っているのが正解というのがノートを書いてきた中で気づいたことです。
あと、いろんな書籍では書き方のテクニックよりも気持ちや向き合い方に関する記載が結構多いような気がします。
資格取得時のノートの書き方を紹介した私でも、今でもノートの書き方を探しています。自分に合ったノートの書き方を探すにあたって自分が書いてきたノートを見返す機会があったのでせっかくであれば紹介してみようと思ったのがこの記事を書いた経緯です。
資格勉強する方やノートの書き方を探している方に少しでも参考になれば幸いです。