「自己投資こそ最強の節約術」─未来を守るという生き方

「節約しているのに苦しい」「我慢しているのに未来が変わらない」そう感じたことはありませんか。
私もずっとそうでした。
毎日を守ることで精一杯で、未来のことを考える余裕なんてなかった。
変わりたいのに、変える力がどこにもない。
そんな閉じた世界を、長いあいだ生きてきました。

だからこそ私は、「節約」ではなく「自己投資」を選びました。
「未来を削らず、未来を取り戻すために」

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目次

私が「自己投資」を軸に生きる理由

私はまだ「道の途中にいる人間」です。
「自分の人生をもっと良くしたい、自由に生きられる力を手に入れたい」
そう思いながら、毎日少しずつ前に進んでいます。

私が「自己投資こそ最強の節約術」だと考えるのは、
お金の知識を学んだからでも、誰かに教えられたからでもありません。
正直、すこし生々しい理由があります。
それは、過去の自分が「頼る相手や正直に相談できる大人」いなかったからです。

今の自分の状況で、自分以外の誰かに伝えてもなにもない。
夢があるから今まで生きてきたし、夢が無ければ人生を諦めていました。
夢があるから今を生きています。

このブログでは、
「成功するのテクニック」や「夢を実現できるノウハウ」を語るのではなく、
私がどんな過去を通り抜け、なぜいま自己投資に人生を賭けているのかを
ひとつずつ言葉にしていこうと思います。

これは完成した物語ではなく、いまもまだ進行中の道のりです。
私自身が変わり続ける過程を、ここに残していきます。

「頼れる大人がいなかった」─選択ではなく必然だった生存戦略

私が「自己投資」に振り切った理由は、前向きな選択ではありません。
それ以外に道がなかったからです。

子どもの頃、私は「頼れる大人」という存在がいませんでした。
相談したり、甘えたり、助けを求めたりしても、適当にあしらわれて終わり。
だから私は、「自分の人生は自分だけで支えるしかない」と学んでしまったのだと思います。

本当は、誰かに守られたかったし、誰かに正しい方向を教えてほしかった。
親を頼っても適当に流されて終わり。
「○○できたら○○してあげるからね!」と言われ信じて行動して、言われたことをやったとしても何もない。
それに気づいた時には、私はもう大人になっていました。

もし子どもの頃に、「安心して頼れる場所」や「信じれる人の存在が一人でもいれば」
きっと世界は違って見えていたのかもしれません。

今は、当時の親の事情も理解できます。
お金がなければ優しさも余裕も失われることがある。
願いを叶えてあげたくても叶えられない苦しさも、今になってようやく分かる。
だから私はもう責めていません。
今では仲良くカフェで3時間いろんなことを話すこともあります。

ただ一つだけ確かなのは、
助けてくれる人がいないなら、自分が自分を助けるしかない
そうして生まれたのが、私にとっての「自己投資」という生き方だったということです。

夢を叶えたかったから生きてきた

子どもの頃の私は、たくさんのやりたいことや叶えたい夢がありました。
でも何かを願っても、望んでも、求めても、叶わない。
「だったら最初から誰かに望まない方がいい」傷つかない
そうやって、私は少しずつ「諦める」ことを覚えていきました。

孤独そのものよりもつらかったのは、
「助けを求める」という発想すら消えていく感覚でした。
期待を手放すほど、人は静かになっていく。
自己を表現すること止め、心の声を殺し、何も望まないふりをして、ただ今の時間が過ぎるのを待っていました。

世界に味方がいないという実感よりも怖かったのは、
「自分の親であっても味方ではないという感覚を持って生きていくこと」でした。

本当は、「頑張って!応援するから!」「あなたならできる!味方だから」と言われてみたかった。
でも言われていたことは「あんたには無理や。そんな性格じゃない」「何アホなこといってんねん」
何かを応援されたことはありませんでした。

だから私は「諦める」道を選んでしまっていた。
諦めることで、期待しないことで、心が壊れないように守った。

それが、私の一番奥にある痛みだと思います。
正直、今や心が壊れてしまったのか慣れてしまったのか「痛みすらも感じない」。
それが一番つらいですね。

転換点─誰も助けてくれないなら、自分が自分を助ける

諦めることで、期待しないことで、心が壊れないように守っていたあの頃、
私はずっと「受け身の人生」を生きていました。
世界は自分に何も与えてくれない。
自分が幸せになる方向に進むことを誰も望んではいない。
だから人生とは、「それとなくこなすもの」だと思っていました。

けれど、ある時ふと気づいたんです。
「このまま誰も助けてくれないなら、自分が自分を助けないと」と。

その瞬間、心の中で何かが小さく「反転」した気がしました。
誰も救ってくれないなら、自分が自分を救うしかない。
変えてくれる大人がいないなら、自分が「自分の大人」になるしかない。

それは大きな覚悟でも、劇的な決意でもなく。
ただ、静かで、しかし確かな転換でした。

諦めることで守ってきた心を、今度は「育てる」ことで守り直す。
何かを手放す生き方から、未来の自分へ渡す「種を植える」生き方へ。

このとき生まれたものこそが、
私にとっての「自己投資」という考え方の原点でした。

あの頃の私は、「努力が報われない」のではなく、
「誰かに頼っている限り何も変わらない」と思っていたのかもしれません。

自己投資とは「将来の自分に渡せる夢への片道切符」

自己投資という言葉は、よく「勉強すること」や「スキルを身につけること」として語られます。
しかし私にとっての自己投資は、それよりもずっと根源的な意味を持っています。

それは「将来の自分に渡せる夢への片道切符」のようなものです。

私は子どもの頃から、誰かに補償されたことがほとんどありませんでした。
「努力すれば報われる、頑張れば認めてもらえる」
そんな前提は最初から与えられていなかった。
それに気づいたことにはもう大人になっていました。

だからこそ、「いつか誰かが助けてくれるかもしれない」という希望ではなく、
「未来の自分がいまの自分を助けに来てくれる」という逆転の発想だけが、今の私を作っていると思います。

人によっては、自己投資を「贅沢」や「余裕のある人の行動」や「意識高い系の行動」と捉えるかもしれません。
でも私にとっては、それは生き延びるための最低条件でした。

いま何かを学ぶのは、成功がほしいからではなく、
「未来の自分が苦しまないように」
「二度と同じ痛みを味わわせないために」
そう誓ったからです。

私はもう、「今しか守れない自分」ではなく、「これからの私も守れる自分」になりたい。

その手段が、「自己投資」でした。

節約は「今を守る」/自己投資は「未来を守る」

多くの人が「節約=良いこと」と考えます。
もちろん間違いではありません。
けれど、節約が守っているものは 「今の生活」です。

一方で、自己投資が守っているのは 「未来の自分」だと思っています。

節約とは、「いまある資源を残す行為」
でも自己投資とは、「未来に資源を育てて返す行為」
この二つは似ているようで、実は視点がまったく違うと思います。

私は過去に「今を守る」だけの生き方を続けて、
未来が見えなくなる苦しさを経験しました。
今日を耐えるだけの人生は、翌日も同じ景色しか連れてきてくれません。
”いいことは頑張ってもなく、やなことはただ待ってある”

だから私はあるときから、
「今日を少し削ってでも、未来を育てる」
という考えに切りかわっていました。

我慢して守る「節約」には、正直上限があります。
けれど、未来を強くする「自己投資」には、天井がないと考えています。

私はもう、「いまが壊れないこと」だけを願う生き方ではなく、
「未来が豊かであること」を願う生き方を選んでいます。

自己投資のROI(投資対効果)は「お金」ではなく「可能性」

一般的に「投資のリターン(ROI)」と言えば、お金で測られることが多いと思います。
いくら儲かったか、どれだけ増えたか。
数値化できるものは、目に見えて分かりやすいからです。

しかし、自己投資の本当のリターンは 「お金そのもの」 ではありません。
それは「可能性」です。
※可能性は数値で出ないので投資と同様に結果を正しく評価することはできません

知識を得ることは、未来の選択肢を増やすこと。
経験を積むことは、失敗しても立て直せるという土台を育てること。
自己理解を深めることは、自分の人生の舵を戻せるということ。

これらはすべて、金額では測れません。
けれど、人生の中で最も価値がある「資本」です。

私は貧しかったからこそ学びました。
お金は一時的に手に入っても、可能性がなければ消えていく。
逆に、可能性さえ育っていれば、何度でも取り戻せる。

「いつでも立ち上がれる自分」を育てること。
それこそが、私にとっての自己投資の本質的なリターンです。

人は、お金が尽きても終わりではありません。
可能性が尽きたときに、本当の意味で終わります。

だから私は、いまも自己投資を続けています。
未来の自分を「終わらせない」ために。

なぜ節約だけでは人生は変わらないのか

節約には正直限界があります。
なぜなら、節約は「減らすことで守る」行為だからです。

支出を削ることは、確かに安心感をくれます。
支出を削ることで自分のライフポイントの減り具合を抑えてくれます。
でもそれは、いまの自分の枠組みを前提にした安心です。
枠そのものを変えることはできません。

人生が変わる瞬間というのは、
「いま持っているものをどう守るか」よりも
「これからどんな生き方を選べるか」が広がったときにより訪れます。

節約は「生き延びるための技術」であって、
「未来を変えるための技術」ではありません。
ただし今の枠組みが大きく節約の影響が大きい場合はこの限りではありません。

私が自己投資を選び続けるのは、
「少しの安心」よりも、「将来今の自分よりできることが増えて人生の可能性が増えること」の方が
ずっと価値が高いと思っているからです。

私は我慢の上に未来を築きたいわけではなく、可能性の上に未来を築きたい。
可能性で我慢を減らしたい。

だから、節約だけでは人生は少し変わらないのです。限界があるから。
人生を変えるのは、「削ること」ではなく「育てること」。

変化は、縮小の先にはありません。
成長の先にしかないと思っています。
こう考える根底は「私は夢があったからこそ生きてこれた」からだと思います。

今日から自己投資体質へ変わるための3ステップ

自己投資は特別な人だけができるものではありません。
大きな決断も、高価な教材も必要ありません。
最初の一歩は、驚くほど小さいところから始まると思います。

ここでは、私自身がいまも続けている
「自己投資体質」になるための3つのステップをご紹介します。

この3つを積み重ねるだけで、「節約体質(身を縮める)」から、
「投資体質(未来を育てる)」へ、静かに切り替わると思います。

STEP1:何かを「削る」のではなく、「置き換える」

節約の延長ではなく、未来への交換です。
例える、無意識な娯楽の30分を未来の自分を強くする30分に変える。
疲れ切った夜のSNSではなく、本を一章だけ読む。
「我慢」ではなく、「交換」。

STEP2:「成果」ではなく「成長」を見る

人はお金や結果が出ないと不安になります。
でも自己投資の本当のリターンは、
未来の選択肢が増えること。
だから、「まだ結果が出ていない」ではなく、
「未来の基礎が1つ積み上がった」「可能性が広がった」
と捉えていくことが大切です。

STEP3:未来の自分と「契約する」

過去の誰かに裏切られても、
未来の自分は決して自分を見捨てない。
いま学んだ知識は、
未来の自分の武器になる。
いま積み上げた努力は、
未来の自分の味方になる。
自己投資とは、「いまの自分と未来の自分の架け橋」です。

未来の自由のために─自己投資という生き方

私は、まだ道の途中です。
何かを成し遂げたわけでも、
人生の答えを掴み切ったわけでもありません。

けれどひとつだけ、確信していることがあります。
それは、「未来は勝手には良くならない」ということ。
誰かが迎えに来てくれることを待っていても、
人生は動きません。

だから私は、いまも自己投資を続けています。
未来の自分を少しでも生きやすくするために。
あの日、誰にも助けてもらえなかった自分を、
これからの自分がちゃんと助けに行くために。

もしいまのあなたが、かつての私のように「このままでは終われない」と感じているなら、
自己投資はきっと、その第一歩になります。
なぜならそれは、
未来に「期待して夢を叶えれなかった」過去を越えて、未来に「夢を叶えている自分」を取り戻す行為だと思っているからです。

節約は「いまを守る技術」。
自己投資は「未来を選び直す力」。

その力があれば、人は何度でもやり直せると思います。
いまはまだ途中でも、
未来の自由は、いまここから始められる。

私は、自分の人生や自分の夢を諦めないために自己投資を選びました。
そしてこれからも選び続けていきます。

小さな一歩でも、未来の選択肢は広がる

未来は、大きな決断や劇的な変化でつくられるものではありません。
小さな自己投資を続けていくことで、
誰でも少しずつ「自分の人生を取り戻す」方向へ歩き出すことができると信じています。

まとめ

未来は、行動しない今日の延長線上にはありません。
未来は「行動し選び直すことで生まれるもの」です。

いまの自分にできる小さな自己投資は、未来の自分を迎えに行く最初の一歩です。
自分の人生を取り戻すために。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
「どんな人が書いているのか」については、以下の関連記事で詳しくご紹介しています。

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ジェリコ(投稿者)
大阪出身27歳(2025年現在)。
本業:SIer→ITコンサル。
やりたいことや夢が多すぎる人間。生活を改善してもっとよりよい生活を送るために日々勉強して発信中。
趣味&好きなこと:ゲーム、バイク、HIPHOP、カメラ、旅行、Youtube。
物事を習慣化するのが苦手なので情報発信は向いていないけど自分を変えるために頑張って続けていきます。
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