生活防衛力を高める|投資の前に必ず整えるお金の守り

目次

はじめに|投資より先に「守り」を固める理由

過去の記事で

  • 家計の見える化(STEP2-①)
  • 固定費の最適化(STEP2-②)
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を進めてきました。

ここで、思うことがあります。

「そろそろ投資を本格的に始めたい」

FIREを実現するには、
労働収入だけでなく投資からの収益が必要です。
だからこそ、少しでも早く投資を始めたい。
この気持ちは、間違っていません。

ただし、ここでひとつだけ重要な前提があります。

生活が防衛できていない状態での投資は、失敗しやすい

私は実際、
引っ越し費用や固定費の見直しで想定外の出費が続き、
一度、投資資産を崩して生活資金に充てたことがあります。

そのとき痛感しました。

「攻める前に、しっかりと守れていないと全部崩れる」

その為本記事では
投資より先に「生活防衛力」を整えることについてまとめます。

生活防衛力とは何か?

自分の人生に残したいメモ

生活防衛力とは、一言でいうと、

予期せぬ出来事が起きても、
投資や生活を崩さずに耐えられる力

のことです。

もう少し具体的にいうと、
次のような事態が起きても、
慌てずに済む状態を指します。

・急な出費(家電の故障・医療費・引っ越しなど)
・収入減・失業
・病気・ケガ
・相場の急落

ここで大事なのは、

「お金の知識」よりも「お金の余裕」

があるかどうかです。

お金のベストセラー本や昔から読み継がれているる本の大半が
「お金を稼ぐ」まえに「お金を減らすな」ということを言っています。

例えば、書籍「バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則」でも
最初の教えが「給料の1/10を貯金せよ」と書いてあり、「毎月給料の1/10を貯金すればお金持ちになる」とあります。頭では分かっている当然のことですが、これが最も大切でありさらに実際にはできていないからわざわざ書籍に書かれています。

なぜ投資の前に生活防衛力が必要なのか

多くの投資失敗は、
実は知識不足ではありません。

原因はほぼこれです。

生活不安がある状態で投資していること

ありがちな失敗パターン

・生活費まで投資に回してしまう
・収入が減って投資資金を取り崩す
・相場が下がって資産が減り焦って売る
これ、すべて共通点があります。

「お金を増やす余裕がない状態」で投資している

この状態だと、
どんなに正しい投資法を選んでも、
メンタルが先に壊れます。

必要な時に資産を取り崩すのは間違った判断ではありません。
でも、こうならないために必要なのが、
生活防衛力です。

生活防衛力の核|生活防衛資金

救われる命

まず最初に整えるのが、
生活防衛資金(緊急資金)です。

生活防衛資金とは?

・投資に使わない
・生活を守るためだけのお金
・いざという時に迷わず使うお金

増やす目的ではありません。
今の生活を維持するために必要なお金です。

生活防衛資金を用意するよりも投資に回した方が良い、
「効率が悪い」と感じるかもしれませんが、
ここは効率より安定を優先します。

いくら必要?

目安は、かなりシンプルです。

生活費 × 3〜6か月分

お金関係の書籍によっては2か月~3か月分で6か月分はかなり慎重である
と書かれている書籍もあります。

たとえば、
月の生活費:20万円
 → 60〜120万円

この範囲があれば、
・仕事のトラブル
・急な出費
・一時的な収入減
が起きても、
投資を触らずに耐えられます。

生活防衛資金は「現金」で持つ

大量の日本円

ここはかなり重要です。

おすすめしない:投資で持つ場合

・価格変動がある
・使いたい時に下がっている可能性
・売却に時間がかかる
・メンタル的に不安定

おすすめする:現金で持つ場合

・いつでも同額
・すぐ使える
・精神的に安心
・判断がブレない

生活防衛資金は、効率より安定を重視しています。

正直、
銀行に置いておくのはインフレ的には不利です。
でも、それ以上に、

「いつでも確実に使える安心感」

の価値が圧倒的に大きいです。

次に整えるべき「保険」

生活防衛力は、
現金+保険の組み合わせで完成します。

保険の役割

保険は、
・起こる確率は低い
・でも起きたら致命的
そんなリスクをカバーする道具です。

保険見直しの基本方針

私は、保険をこう定義しています。

「自分ではどうにもならないリスク」だけ残す

具体的な考え方は次の3つです。

① 公的保険を理解する

日本には、
すでにかなり強力な公的保障があります。
・健康保険
・高額療養費制度
・傷病手当金
・失業保険

出来る限りこれらを活用しましょう。

② 本当に困るリスクだけ残す

たとえば、

・死亡したら家族が路頭に迷う
・働けなくなったら生活が成り立たない

こういう致命傷クラスだけをカバーします。

例えば、自動車の対人対物保険や火災保険なんかは入るようにしましょう。

③ 保障と貯蓄を混ぜない

これは超重要です。

・貯蓄型保険
・積立型保険

これらは一見よさそうに見えますが、

「保険」と「投資」の悪いとこ取り

になりがちです。

保険は掛け捨て、投資は投資
この分離が、生活防衛力を最大化します。

固定費最適化との関係

STEP2-②で固定費を下げたのは、
実は生活防衛力を高めるためでもあります。

なぜなら、
・毎月の支出が軽い
・必要な防衛資金が減る
・生活の柔軟性が上がる
からです。

たとえば、
・生活費30万円 → 3か月分で90万円
・生活費20万円 → 3か月分で60万円
同じ「3か月分」でも、必要金額が全然違います。

守りと攻めは、完全につながっています。

生活防衛力が整うと起きる変化

このステップを終えると、
本当に分かりやすい変化が起きます。

・投資に焦らなくなる
・相場に振り回されなくなる
・仕事の選択肢が増える
・精神的にかなり楽になる

私は今、

「最悪、半年無収入でも生きていける」

という感覚があるだけで、
投資判断がめちゃくちゃ安定しました。

「余裕」が、正しい判断を生みます。

よくある誤解

旗門を持っている疑問を持っている人

防衛資金はもったいない

防衛資金は、

投資を守るための投資

です。

これがないと、
相場が荒れた瞬間に
強制退場になります。

投資をするにあたっての大切な土台となります。

たくさんあればあるほど良い

生活費6か月分以上は、
人によっては持ちすぎになることもあります。

・お金を寝かし過ぎる
・投資のスピードが落ちる
・FIREが近づきにくくなる

安心できるラインで十分です。

生活防衛資金を高めるにあたっての道具

このステップのゴールは明確です。

何かあっても、
投資したお金を取り崩さなくて済む状態

これができて、
初めて投資を「仕組み化」する準備が整います。

まとめ

・投資前に生活防衛力を整える
・防衛資金は生活費3〜6か月分
・防衛資金は現金で持つ
・保険は最小限でOK
・守りができて、初めて増やせる

私も定期的に生活防衛資金を見直しています。
1年に一度は見直すようにして何が増えて何が減ったかを見直すようにしておきましょう。

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ジェリコ(投稿者)
大阪出身27歳(2025年現在)。
本業:SIer→ITコンサル。
やりたいことや夢が多すぎる人間。生活を改善してもっとよりよい生活を送るために日々勉強して発信中。
趣味&好きなこと:ゲーム、バイク、HIPHOP、カメラ、旅行、Youtube。
物事を習慣化するのが苦手なので情報発信は向いていないけど自分を変えるために頑張って続けていきます。
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