実務経験なしでも独学でGCP PDEを独学で合格することができた経験をもとに、独学方法について記事にしました。最後に勉強の際に使える裏技を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
GCP PDEってどんな試験?
まずGCPってなに?
GCPはGoogle Cloud Platform(グーグル・クラウド・プラットフォーム) の略で、Googleが提供するクラウドサービスの総称のことで、サーバーやストレージ、AI、ビッグデータ、ネットワークなどを、物理機器を持たずにネット経由で使えるようにしたものです。
主なサービス名 | 機能カテゴリ | できることの例 |
Compute Engine | 仮想サーバー | ネット上にパソコン(サーバー)を作ってアプリやサイトを動かせる |
Cloud Storage | データ保存 | 写真・動画・ドキュメントなどのファイルを保存・共有できる |
Cloud SQL, Firestore | データベース | アプリで使うデータを保存・管理できる |
VPC, Cloud Load Balancing | ネットワーク | 通信の仕組みを整えて、世界中からアクセス可能にできる |
BigQuery, Vertex AI | 分析・機械学習 | 大量データの分析や、AIを使った自動処理が可能 |
IAM, Cloud Armor | セキュリティ | 誰が何をできるかを細かく制御できて安全 |
GCP PDEってなに?
GCP PDE(正式名称:Professional Data Engineer)は、Google Cloud Platformの上級資格の一つでGoogleが公式に提供する認定資格であり、クラウド上でのデータ設計・処理、機械学習などに関するスキルを証明するものです。
公式サイトではProfessional Data Engineer認定試験を受けるにあたって、業界経験が 3 年以上(Google Cloud を使用したソリューションの設計と管理の経験 1 年以上を含む)積むことをおすすめしています。(公式サイトはこちら)私の場合は、一切実務経験はありませんでしたが独学で合格することができました。
Google公式の説明では、以下のようなスキルが求められます。
- データ処理の設計・実装
- 機械学習モデルの設計・運用
- 信頼性・セキュリティを考慮した設計
- GCPサービス(BigQuery、Dataflow、Pub/Subなど)の活用
試験は英語だけでなく日本語で受験することができるので、英語を勉強する必要はありません。
3. 独学合格に向けた学習ステップ
私が実際に使った学習の流れを紹介します。
ステップ①:GCPの全体像をつかむ
まずは「GCPとは何か」を理解するところから始めます。全体像をざっくりと理解していくことがおすすめです。
私の場合はGCP PDEの勉強に取り組む前にGCP ACE(正式名称:Associate Cloud Engineer)の資格勉強をとりくみました。細かい内容については以下の記事に記載しています。


GCP ACEを勉強し受験しておくことで前提知識を学ぶことができ、GCPの試験勉強の仕方や受験方法について理解することができるのでとてもオススメです。
ステップ②:各サービスの使い方と設計を学ぶ
全体像を学んだあとはPDEに必要な各サービスについて細かく学んでいきます。
私の場合はUdemyを使って勉強を進めました。私が勉強をする際に使用したUdemyの講座は以下の画像の通りです。(GCP ACEの勉強もしていたのでその分も含まれています。)




ステップ③:公式ドキュメントを活用する(ハンズオンや公式ドキュメント)
公式サイトのページから無料枠を使用してハンズオンで手を動かく事ができます。公式ドキュメントはこちら


さらに公式ドキュメントの読み込むことで各サービスをより理解することができます。公式ドキュメントはこちら
ステップ④:模擬試験と復習
Udemyの模擬試験や今まで学んだことを復習して知識の定着を進めましょう。
ポイント
- 1問ごとに「なぜその選択肢が正しいのか/間違っているのか」を明確にする
- 試験本番と同じ時間(2時間)で模擬試験を解く練習を繰り返す
GCP PDEを勉強する際の裏技?
私が一番おすすめするGCP PDEを勉強する際に使える裏技があります。
そもそもGCPはGoogle社がグローバルに提供している公式認定資格であり、世界中で通用する「国際資格」として認識されています。
GCP PDEを勉強する際に日本語で調べて勉強を進めようとするとどうしても情報が少なく、思い通りに勉強を進めることができません。
それを解消する方法として、国際資格であるという点を活用します。日本語で情報が集まらないのでより情報を集めるために英語で調べることをおすすめします。 英語が分からなくても大丈夫です。 以下の方法でよりたくさんの情報を集めることができます。
- Google Chromeの言語設定を英語にする
- 勉強したい資格名を英語で検索する
- 右クリックから表示しているページを日本語訳し日本語で表示する
ここからが本当の裏技。
「英語で勉強したい資格の過去問を検索してみましょう。」日本語では出てこなかったいろんな情報がポンポンと出てきます。
活用できるものは活用した方が良いですね!
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